はてな社長 近藤淳也氏

週間ダイヤモンド5月14日号 P.39
特集300万円ではじめる「起業のすすめ」に
近藤氏の記事が紹介されています。

プロフィール
近藤淳也(こんどう、じゅんや)
京都大学理学部卒業。
2000年同大学院中退後、カメラマンを経て
2001年7月はてな設立。
業界に先駆けて
2003年3月より「はてなダイアリー」を開始。
実際に活動している会員数ではトップを誇る。

起業の極意について近藤氏は次の2点を挙げています。
1.情報起業ではサイトづくりと名簿集めが大事
2.ネガティブな精神はダメ。投資や失敗を恐れないこと

ネットビジネスで最も重要なのは、実はメンタルな部分です。
心構えとしてぜひ言いたいのは「札束に火をつけて燃やす勇気の無い人は起業をやめなさい。」ということ。
起業には思い切った投資や、失敗を恐れない勇気が必要だからです。
ネット広告を出せば数十万円の費用がかかり、それでも反応がなかったということもあるのですから。
 小さな失敗はどんどんすればいい。リスクを取らないで、安全に起業することばかり考えていると、思わぬところで致命的な失敗を犯しかねません。
 「自分なんて・・・・・」というネガティブな考え方が頭の片隅にあるならば、起業はオススメできません。

※札束に火をつけて燃やす勇気とは、過激な例えだと思いますが
  ベンチャービジネスはそれくらいの決断力が必要ということでしょう。
  
※これにたいし、P・Fドラッカー「プロフェッショナルの条件」(P.204)プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか

で次のように述べています。
 「イノベータ−は、リスクを冒さない」
 有名な起業家の言葉を次のように紹介しています。
「・・・・・・・私が知っている成功した人達の共通点はただ一つ、それはリスクをおかさないということです。彼らはみな、おかしてはならないリスクを明らかにし、それを最小限にしようとしています。そうでなければ、成功はおぼつきません。・・・・・・・・」と

※この言葉を借りると、札束に火をつけて燃やす勇気とは、
「リスクを明らかにして、それを最小限にすると同時に、自分の強みを活かせる分野に火達磨となって集中できる勇気(他のものを犠牲にしてでも)」と言い換えれるのではないでしょうか。